H25年7月9日 帝塚山同窓会第183回文化の会
厳しい暑さはこの日も続きましたが、午後1時30分より学院4階集会室で開催しました。 久しぶりに恩師の話を聞こうと、幅広い層の卒業生で会場も満席。 長年にわたる版画・浮世絵の研究成果を数多くの資料を披露しながらていねいに解説して頂きました。
2時間にわたる講演の中で、「浮世絵の見方、年代の読み方を印鑑の位置からの推察等も含めて 細かく話され、最後に「この浮世絵の世界を一人でも多くの方々に知ってほしい、 これが私の使命だと思っています」と結ばれました。
中村暢時先生は昭和35年4月に帝塚山学院中学校で教鞭をとられて以来、 平成10年3月退職されるまで38年間学院に在職。2000年に383頁にわたる 『浮世絵備要』を刊行され、2008年には『私的日本絵画年表?』を 限定100部で自費出版されました。当時の同窓会誌「てづかやま」18号に 「数ある日本絵画年表の中で,版画、ことに浮世絵を中心にしたものは他にはないのではないか」 と話しておられました。
『私的日本絵画年表?』は2014年春刊行予定